深夜1時、空港からの帰り道に交わした忘れられない会話

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深夜1時、空港からの帰り道に交わした忘れられない会話

タクシーの仕事には、ドラマがある。
大げさに聞こえるかもしれないけれど、
乗せたお客様と過ごす数十分の中に、心がふっとあたたまる瞬間が、確かにある。

それは、ある深夜のこと。
羽田空港の国際線到着ロビーから乗ってきたスーツ姿の男性と交わした、
忘れられない会話の話です。


1. 「この時間でも空いてて助かりました」から始まった、静かな帰路

時間は午前1時過ぎ。
海外出張帰りと思われる男性が、スーツケースを引いて静かに乗車してきた。

目的地は都内某所。
ナビをセットし、いつも通りに出発。
すると数分後、その男性がぽつりと言った。

「この時間、電車もなくて不安だったんですよね。
タクシーが並んでるのを見て、ちょっとホッとしました。」

たったそれだけの言葉なのに、
「自分がこの時間ここにいた意味」があったような気がして、胸の奥がじんわりとあたたかくなった。


2. 海外出張の話から、“家族の話”へ

帰路はおよそ40分。
しばらく無言のままだったが、
お客様のスマホに着信があり、奥様と思われる人と短く会話を交わしていた。

電話を切ったあと、照れたように笑って一言。

「向こうで子どもに買ったおもちゃ、スーツケースの中で壊れてないか気になってて。」

そこから自然と会話が始まった。
出張先でのトラブル、英語が苦手なこと、子どもが空港まで迎えに来るのを楽しみにしてたこと…。

私は運転しながら、
ただ静かに相づちを打つだけだったけれど、
その人の“日常の裏側”に、ほんの少し触れたような気がした。


3. 到着前の一言に、なぜか救われた

目的地に近づき、メーターが止まる直前、
男性が小さな声でこうつぶやいた。

「なんか…久しぶりに、誰かと“話した”って感じです。」

思わず、ハンドル越しに「おつかれさまでした」と返すと、
「こちらこそ、ありがとうございました」と深く頭を下げてくれた。

たった40分の間、
知らない者同士がたまたま出会い、
少しだけ心の距離を近づけた──

“会話”って、何かを解決するものじゃないかもしれない。
でも、“誰かとつながった”という小さな感覚が、
その人にとっても、自分にとっても、
きっと忘れられないものになる。


まとめ:会話は記録に残らない。でも記憶に残る

タクシーという仕事は、基本的に一人だ。
でも、孤独ではない。
夜の静けさの中で、ふと誰かと交わす言葉が、
その日の自分を救ってくれることがある。
• 名前も知らない相手と
• たった一度の出会いで
• 心のどこかに残る会話をする

それは、マニュアルでも、接客研修でも学べない、
**“人と向き合う仕事の本質”**なのかもしれない。

そして不思議なことに、
そういう出会いがあると、
「この仕事を続けていてよかった」と自然に思えるのです。



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