タクシードライバーへの転職を考えている人におすすめの本や映画を勝手に紹介

  1. タクシー求人ドットコムトップ
  2. ブログ一覧
  3. タクシードライバーへの転職を考えている人におすすめの本や映画を勝手に紹介

タクシードライバーへの転職を考えている人におすすめの本や映画を勝手に紹介

タクシードライバーは自分の自由な時間を確保でき、頑張りに応じて高収入が見込める魅力的な職業です。タクシードライバーへの就職はもちろんのこと、転職を考える人も少なくありません。今回はそんな魅力的な職業をさらに魅力的に見せてくれる、おすすめの書籍と映画を紹介します。

タクシードライバーの裏話がわかる本

タクシードライバーの裏話がわかる本
紙媒体の書籍だけでなく、電子書籍まで出てきた現代では、読み物に困ることはありません。その中には、タクシードライバーの実話が書かれているものもあります。

今回ここで紹介する2作品は、どちらもタクシードライバーに関して書かれた実話で、仕事内容や人間背景など裏側を知れる作品となっています。仕事内容やドライバーにはどんな人がいるのかなどの疑問や不安を抱えている人におすすめの作品です。

◆タクドラ日誌~タクシードライバーの密室の体験~

2008年に文芸社から出版された「タクドラ日誌~タクシードライバーの密室の体験~」は、ドライバー歴20年のベテランドライバー安西一則さんが書いたエッセイ本です。

実際に安西さんがタクシーの中で体験した内容が、エピソードごとにまとめられています。目次だけで興味を惹かれるようなユーモアある内容であり、同時に感動できるポイントもある本です。

この本は文章が親しみやすいものになっているので、読書が苦手な人でも楽しんで読むことができます。タクシードライバーに関することに興味がなくても、単純に読み物として面白いのでかなりおすすめです。著書としては古いものになるので、中古本としても出回っており、手に取りやすい価格になっています。

◆東京タクシードライバー

「東京タクシードライバー」は2014年に朝日新聞出版が刊行した作品です。こちらは著者の山田清機さんが、13人の東京タクシードライバーにインタビューして書かれたもので、全国各紙の書評に取り上げられ、単行本から文庫化、今では電子書籍にもなっているヒット作です。

「夢破れても人生だ。夢破れてから、人生だ。」という印象的なフレーズからわかるように、タクシードライバーの背景についての話が中心となっています。「何気なく乗っているタクシーの運転手さんには、こんな事情を抱えている人もいるのか」と、いつもと違う視点から物事を見られるような話がたくさん書かれています。

内容も魅力的ですが、目次から少し重々しい雰囲気を醸し出し、文章には情緒ある描写があふれているので、小説感覚で読むことができる点も魅力の1つです。

なにかしらの事情を抱えタクシードライバーへの転職を考えている方にとっては、背中を押してくれるようなサクセスストーリー感が強い作品です。

タクシードライバーが主役の映画

タクシードライバーが主役の映画
著書だけでなく、タクシードライバーは映画の主役としても取り上げられている職業です。映画に登場するタクシードライバーの仕事は、カーチェイスが基本となり非現実的な緊張感あふれるものがほとんどです。

タクシードライバーが繰り広げるカーチェイスも魅力的ではあるのですが、ここで紹介するのはもう少し現実的なものや、啓発作品に近いものとなっています。

◆史実がもとになった「タクシー運転手 約束は海を越えて」

「タクシー運転手 約束は海を越えて」は2017年に公開された韓国映画です。これは1979年に韓国の大統領が暗殺され混乱期に入り、1980年に起きた大規模なデモ「光州事件」をもとにして作られました。

主人公のタクシードライバー「キム・マンソプ」は貧困状態にあるシングルファーザーで10万ウォンという大金のために、光州に行きたいドイツ人記者「ピーター」をお客さんとしてタクシーに乗せたことから彼らの物語が始まります。

言葉がわからず意思疎通も満足にできない彼らですが、少しずつ時間を共にすることで信頼関係を築き、市民デモ隊と軍が衝突する光州へと到着。そこで起こっている惨劇を目の当たりにし、海外に報道するために尽力したのでした。

生活難に苦しむ1人のタクシードライバーが、数奇な運命により「英雄」へと変わる様を描いたこの映画は、タクシードライバーの日常にもとんでもないドラマが潜んでいると示唆しており、仕事のモチベーションを上げてくれること間違いなしです。

◆冴えないタクドラの人生が一変!「タキシード」

香港が生んだスーパーアクションスター「ジャッキーチェン」が主演の「タキシード」は、2002年に公開されたコメディアクション映画です。ここまでは実話ばかりでしたが、この映画は完全に非現実的なものとなっています。

ジャッキー演じる冴えないタクシードライバーの「ジミー」は、ひょんなことから大富豪付きの運転手になります。そして「絶対に触るな」と言われていたタキシードを着てしまったことで、様々なトラブルに巻き込まれていくのです。

あまりタクシードライバーであることは関係ないようなストーリーですが、ここで注目してほしいのは「タキシードを着たジミー」です。地味で冴えない彼はタキシードに操られ、スーパーマン化していきます。見方を変えると、仕事着を着たことでスイッチが入ったかのようにも見えるのです。

自分である程度スケジュールが立てられるタクシードライバーの仕事は、仕事量を調整できるため、怠けようと思えばいくらでもできてしまいます。そんな時に「タキシード」を観れば、映画を楽しみつつ自己啓発につなげられます。

◆完璧すぎる運び屋「トランスポーター」

2002年に公開された「トランスポーター」は、ジェイソンステイサム主演のカーアクション映画です。世界中で大ヒットを記録したこの作品は、シリーズものとなり全部で4作品公開されています。今回紹介するのは、はじめの作品「トランスポーター」です。

主人公の「フランク・マーティン」は、几帳面な性格の運び屋。フランクは高額な報酬と引き換えに完璧な仕事をこなす運び屋として、裏業界御用達となっていました。ところがある日「鞄を運んでほしい」という依頼を受け、中身が生きた人間であることを知ってしまったことから、彼の完璧な計画が狂ってしまいトラブルへと巻き込まれて行くのです。

ジェイソンステイサムの素敵なご尊顔もとても魅力的なのですが、ここで注目してほしいポイントは仕事へのこだわりです。運ぶものの大きさ・重さ、そして運ぶ距離など正確な情報を聞き出し、徹底したルールのもと完璧な仕事をこなしていきます。

このプロ意識は、仕事をする人ならだれでも見習いたいところ。特にタクシードライバーは「人を運ぶプロ」なので、通じるところもありおすすめとなっています。

まとめ

まとめ
タクシードライバーに関する著書2冊、映画3本を紹介しましたが、他にも魅力的な作品は多数あります。著書は日常で見かけるドライバーの人生背景や、経験談を綴ったものが中心となっていますが、映画はカーチェイス場面を売りにしていることが多いです。当然ながらカーチェイスをしてはいけませんが、運転のプロとしてお客さんを目的地まで使命感を持って送り届ける仕事への意識や楽しみ方など、ドライバーのイロハを抑えている作品が多いので、ぜひ手に取ってみてください。