「今日もまた会社か……」
「あと何年これを続けるんだろう」
出勤前の時間が、ただただ重たかったあの頃。
目は覚めていても布団から出られず、
駅までの道のりすら足取りが重かった。

でも、あるとき転職を決意し、働き方を変えたことで、
「朝が怖くなくなった」自分に気づいたんです。

今回は、タクシー業界に転職したことで、
私がどう“心の重さ”から解放されていったのかをお伝えします。

前職はオフィスワークでした。
表向きはホワイト企業、でも実際は──
• 毎朝決まった時間に出社、遅れられないプレッシャー
• 終わらない業務と毎日の数字管理
• 会議、報告、上司との関係、同僚との温度差
• 「定時に帰る空気じゃない」無言の同調圧力

気づけば、会社に向かう電車の中で深くため息をつくのが日課になり、
“ただ出勤するだけ”の行為が、自分の心をすり減らしているのを感じていました。

そんなときに出会ったのが、タクシー業界の「自分のペースで働ける」という言葉でした。

転職して最初に感じたのは、
「朝、追い立てられていない」ことの心地よさでした。
• 出庫時間は自分で決められる
• 前の日に「今日は遅めに出よう」と予定を組める
• 通勤ラッシュとは無縁。マイペースに職場へ向かえる

その変化は想像以上に大きく、
「出勤前に憂鬱になる」ことがなくなっただけで、
一日の始まりがぐっと軽くなったのです。

加えて、勤務中も“誰かに見張られている”感覚がなく、
目の前のお客様と向き合い、自分の判断で動ける自由さがありました。

もちろん、売上のことを考えれば大変な部分もある。
でもそれすらも、「自分で決めた時間に、自分の工夫で動ける」ことで、
ストレスではなく“やりがい”に変わっていきました。

タクシーに転職して、何より変わったのは“気持ちの余白”でした。
• 朝起きたとき、憂鬱がない
• 仕事が終わったあと、変な疲労感がない
• 家に帰ったとき、家族にちゃんと笑顔を向けられる

以前は、疲れていても周囲には平静を装っていたし、
イライラして子どもに当たってしまったこともありました。

でも、働き方を変えて“心の無理”がなくなった今では、
「今日はこの後、何しようかな」
「次の休みは家族とどこか行けるかな」
と、“未来のこと”を前向きに考える余裕が生まれたんです。

働くということが、単に生活費を稼ぐためではなく、
自分の心を整えるための行動になったように感じています。

毎朝、布団の中でため息をついていたあの日。
「このままじゃいけない」と分かっていても、動けなかった過去の自分。

でも、働き方を変えることで、
朝が軽くなり、気持ちにゆとりができて、
生き方そのものが変わっていきました。

タクシーという仕事は、
• 出勤時間も休憩も、自分で決められる
• 誰にも管理されず、数字で成果が返ってくる
• お客様から「ありがとう」と言われる実感がある

そして何より、“朝を憂鬱にしない働き方”ができる仕事です。

「最近、気持ちが前向きになれない」
「毎朝、会社のことを考えて心が沈む」
そんな方にこそ、働く環境そのものを見直すきっかけにしてほしい。

“朝がつらくない”という、それだけのことが、
こんなにも人生を変えてくれるんだと、私は実感しています。



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